プログラミング言語について調べていると、Pythonという言葉が非常に多く出てきて興味を持つ方もいるのではないでしょうか？
特に近年ではAI開発や機械学習だけでなくデータ分析や業務効率化などPythonは幅広い分野で活躍しており、需要が高まっています。
しかし中には
「Pythonって実際にはどんなことができるの？」
「今からPythonを学んでも遅くない？」
といった疑問を持つ方もいるのではないでしょうか？
そこで今回の記事では業務でPythonを使っている現役エンジニアが、Pythonの特徴やPythonではどんな開発ができるのか？といったことを初心者にも分かりやすく解説していきます。
この記事を読むことで、Pythonで出来ることや特徴、今後の将来性といったことが全てわかります。
少しでもPythonに興味がある方は読んでみてください！
Pythonとは？Pythonの特徴
Pythonは、読みやすさと柔軟性を兼ね備えた汎用プログラミング言語です。
AIや機械学習分野で広く使われており、TensorFlowやPyTorchなどの主要な機械学習ライブラリがPythonで開発されています。
Pythonは初心者から上級者まで扱いやすく、Web開発からデータ解析、AIや機械学習といった幅広い分野で活用されています。
そんなPythonには3つの特徴があります。
- オブジェクト指向
- インタプリタ言語
- 動的型付け言語
オブジェクト指向プログラミング
Pythonはオブジェクト指向言語の一つです。
PythonのほかにはJavaやPHP、Rubyといった言語もオブジェクト指向で作られたプログラミング言語です。
オブジェクト指向プログラミングは、プログラムをオブジェクト(モノ)という単位で構成していく考え方です。
オブジェクトは、データ（属性）とデータを操作する関数（メソッド）を持ちます。
Pythonでは、クラスを定義することでオブジェクトを作成することが可能です。
オブジェクト指向プログラミングをすることで、コードを再利用しやすかったり、保守が簡単になるといったメリットがあります。
オブジェクト指向は少し難しい考え方なので、ここではPythonはオブジェクト指向言語なんだな〜くらいの認識で大丈夫です！
インタプリタ言語
Pythonはインタプリタ言語と呼ばれます。
インタプリタ言語では、コンパイルせずにソースコードを直接実行するプログラミング言語です。
インタプリタ言語の利点は、コンパイルを必要としないため、開発者はコードを書いてすぐに結果を確認できます。
結果を確認してから次のコードを書いていくことができるため、データ分析などの分野で活躍することができます。
ただし、実行速度はコンパイル言語に比べて遅くなることがあるため、速度が求められる処理には向いていません。
コンパイル言語にはJavaやC#といった言語が挙げられます
動的型付け
動的型付けは、プログラムが実行される際に変数の型を決定する方法です。
プログラミングでは数値型や文字列型など、様々な方の考え方が存在しています。
Pythonは動的型付け言語であり、変数を宣言する際に型を指定する必要がありません。
型は、変数に値が代入されるときに自動的に決定されます。
動的型付けにより、コードが短くなり、開発速度が向上するといったメリットがあります。
その一方で、型に関するエラーが実行時まで検出されないことがあります。
動的型付けの反対は静的型付け言語で、JavaやC#といった言語が挙げられます！
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Pythonではどんなことができる？
Pythonは非常に多機能で柔軟なプログラミング言語であり、様々な分野で活用されています。
以下の4つの観点から、Pythonでどのようなことができるかを説明します。
- AI開発
- データ分析
- Webアプリ開発
- 作業の自動化・効率化
AIの開発
PythonはAI・機械学習やディープラーニングの分野で広く使われています。
TensorFlowやPyTorchといった主要なAIライブラリがPythonで提供されており、研究や実用アプリケーションの開発に活用されています。
また、scikit-learnのような機械学習アルゴリズムのライブラリも充実しています。
僕の実際にPythonを使ってAIの開発を行なっています
データ分析
Pythonはデータ分析の分野でも非常に人気です。
PandasやNumPyといったライブラリを使用することで、データの前処理や集計・分析が容易に行えます。
また、MatplotlibやSeabornといった可視化ライブラリを活用することで、データをグラフィカルに表示することが可能です。
Pythonを使えば、簡単にデータの分析をして様々なグラフなどで表示することができます！
Webアプリの開発
PythonはWebアプリケーションの開発にも適しています。
DjangoやFlaskといったWebフレームワークを利用することで、WebサイトやWebアプリケーションを効率的に開発することが可能です。
DjangoやFlaskといったフレームワークを使うことで、ルーティング、認証、データベースの接続などのよく使われるタスクを簡単に実装することができます。
ただしPythonは実行速度が遅いといった特徴があるため、速度が求められる場合はJava等の言語が使われることがあります。
僕が初めてWebアプリはPythonで作りました
作業の自動化・効率化
Pythonは自動化や効率化のためのツールとしても非常に有用です。
Pythonスクリプトを利用して、ファイルの操作やデータのダウンロード、スクレイピング、テキスト処理などの作業を簡単に自動化することができます。
具体的にはWebサイトからデータを集計してcsvファイルとして出力したり、Excelファイルを自動で操作するといった使い方がされます。
毎日のめんどくさい作業をPythonで自動化することができるよ
Pythonが初心者におすすめの理由
Pythonは初心者におすすめできるプログラミング言語としての評判があります。
Pythonが初心者向けの言語であるといわれるのは主に次の3つのポイントがあります。
- コードがシンプルで読みやすい
- 今後の需要拡大が見込める
- ライブラリが豊富
コードがシンプルで読みやすい
Pythonはコードがシンプルで読みやすく、初心者にとっても理解しやすい言語です。
そのため初めてプログラミングに取り組む人にとって、Pythonは学びやすいとされています。
またインデントによってブロック構造が規定されるため、他のプログラマが書いたコードも理解しやすいです。
インデントはプログラムの先頭にあるスペースのことです！
今後の需要拡大が見込める
Pythonは、ビッグデータ、機械学習、人工知能などの分野で広く利用されており、今後の需要拡大が予想されています。
またPythonは、Web開発、ゲーム開発、デスクトップアプリケーションなど、幅広い分野で利用されています。
そのため、Pythonを学ぶことで、将来的なキャリアアップの可能性が高くなるとされています。
Pythonは幅広い分野と最先端分野で使われているからキャリアアップにもつながる！
ライブラリが豊富
Pythonには、数多くのライブラリが用意されています。
これらのライブラリを活用することで、プログラムの開発効率を高めることができます。
例えば、NumPyやPandasなどのデータ処理ライブラリ、Scikit-learnやTensorFlowなどの機械学習ライブラリ、MatplotlibやSeabornなどのデータ可視化ライブラリなどがあります。
これらのライブラリを組み合わせることで、高度なデータ処理や機械学習アルゴリズムを簡単に実装することができます。
他の言語にはないPythonだけの魅力的な特徴があるよ
Pythonについてのまとめ
今回はPythonとはなにか？ということについて初心者向けに分かりやすく解説してきました。
PythonはAIや機械学習といった最先端分野やWeb開発といった幅広い現場で使われています。
さらにコードがシンプルで読みやすいといった特徴があるため、初心者にとっても学びやすい言語として広く支持を集めています。
これからも需要が伸びていく分野で使われているPythonを学んでみるのはいかがでしょうか？
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