今回の記事ではPythonの戻り値を複数指定する方法を解説していきます。
結論からいくと戻り値を「,」でつなげることでタプルとして返す方法が挙げられます。
関数の戻り値が二つあるサンプルコード
,(カンマ)区切りで複数の値をreturnする
戻り値が二つある関数定義は以下のようになります。
戻り値をカンマで区切ってreturnすることで複数の値を返すことができます。
def test():
language = 'python'
version = 3
return language, version
カンマで区切られた複数の値はタプル扱うことになります。
# タプルとして受け取る
returns = test()
print(returns[0])
print(returns[1])
#python
#3
アンパックして複数の戻り値を受け取る
アンパックすることで複数の変数を用意して、受け取ることが可能です。
# 変数を二つ用意しれそれぞれ受け取る
language, version = test()
print(language)
#python
print(version)
#3
戻り値がいくつになってもやることは同じ
変数が三つでも四つでも同じことをするだけです。Pythonでは「,」で繋ぐと全てタプルとして扱われます。
()で囲むと読みやすくなるのでタプルを使うときは()も使うことが多いですが、実際にタプルとして扱うためには()が重要なのではなくで「,」の方が重要なようです。
def person():
name='uha'
age=20
weight=75
return name, age, weight
uha = person()
print(uha)
name, age, weight = person()
print(name)
print(age)
print(weight)
実行結果
('uha', 20, 75)
uha
20
75